今日の食事を土から考える。芽室町の広大な大地で新たな価値を創造するじゃがいも農家さん

今日の食事を土から考える。芽室町の広大な大地で新たな価値を創造するじゃがいも農家さん

北海道・十勝平野に位置する帯広市に隣接する芽室町。見渡す限り果てしなく続く広大な風景の中で、じゃがいもをはじめ、小麦、そば、大豆などをのびのびと育てている農家さんがいらっしゃいます。

今回は、代々受け継がれてきた農業の基盤を大切にしながら、独自の理論とアプローチで新たな農産物の価値を生み出し続けている、私たちの頼れるパートナーをご紹介します。

畑で受け継がれる、5代目の情熱と理論

畑で受け継がれる、5代目の情熱と理論

芽室町の広大な圃場を舞台に代々農業を営む歴史ある農家さんです。お父様が代表を務められていますが、私たちが日々お世話になっているのは、現場に新しい風を吹き込んでいる5代目の代表です。

代表が何よりも大切にしているのは、「今日の食事を、土から考える。」というブレない理念です。作物が育つための生育環境を第一に考え、長年の経験や勘だけに頼るのではなく、理論に基づいた緻密な土づくりと栽培管理を徹底されています。広大なスケールでありながら、細部まで目の行き届いた環境で、力強く健康な作物が育まれています。

グッドデザイン賞も受賞。雪室が引き出す極上の甘み「冬熟」

こちらの農家さんのじゃがいもは、掘り立ての新鮮な「新じゃが」として出荷されるだけでなく、さらに美味しくするための特別な工夫が施されています。それが、雪室倉庫を活用した「熟成」です。

収穫したじゃがいもを雪室の安定した低温環境でじっくりと寝かせることで、でんぷんが糖に変わり、驚くほどの甘みと深みが引き出されます。このこだわりの詰まった熟成じゃがいもは「冬熟(ふゆじゅく)」というブランドとして送り出されており、その独自の取り組みと社会的な価値が高く評価され、2025年にはグッドデザイン賞を受賞しました。

「量と質」を両立させる圧倒的な技術と、広がる熟成のストーリー

「量と質」を両立させる圧倒的な技術と、広がる熟成のストーリー

私たち水戸青果が「熟成じゃがいも」の奥深い存在を知るきっかけとなったのが、まさにこの尾藤さんでした。現在では「熟成男爵」や「熟成北海黄金」など数種類のじゃがいもを継続的にお取引させていただいています。

農業において、見渡す限りの「圧倒的な生産量」と、一つひとつの「高い品質」を両立させることは非常に困難です。しかし、こちらの農家さんは緻密な理論と土づくりへのこだわりによって、それを見事に実現されている稀有な存在です。その安定性と唯一無二の品質は、北海道内にとどまらず、現在では東京を中心とした高級料理店などでも続々と取り扱いが広まっています。

土づくりから始まり、雪室で静かに甘みを蓄えて完成する「冬熟」じゃがいも。私たちも卸業者として、この素晴らしいストーリーと価値を、さらに多くのお客様へ届けるために共に歩んでいきたいと強く感じさせてくれる、最高の農家さんです。

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