
生産者を訪ねて:農楽舎 徳弘英郎さん

北海道中富良野の美しい丘陵地帯で、24年間にわたり南瓜を育てている「農楽舎」の徳弘英郎(とくひろ ひでお)さんを訪ねました。徳弘さんは、朝焼けが広がる美しい丘の上で、「美味しい」と喜んでもらえることをやりがいに、日々南瓜の生産に取り組んでいらっしゃいます。
こだわりの収穫時期:じっくり熟成させる坊ちゃん南瓜

農楽舎で栽培されている「坊ちゃん南瓜」は、一般的な南瓜とは異なり、じっくりと熟成させてから収穫されます。通常、南瓜は日焼けを防ぐために早めに収穫されますが、農楽舎では、南瓜上部のコルクが茶色く、筋が入ってくるまで待ってから収穫するというこだわりがあります。そのため、一部に日焼けが見られることもありますが、品質には問題なく、甘みが凝縮された熟した状態の南瓜を味わうことができます。
季節で楽しむ味の変化:ホクホクからしっとりへ

農楽舎の坊ちゃん南瓜は、収穫直後のホクホクとした食感から、11月頃になるとしっとりとした食感へと変化するのも特徴です。今年の収穫玉数は約6000玉とのこと。「食感の変化も楽しみながら、大事に召し上がっていただけると嬉しい」と徳弘さんは仰っていました。
農家さんおすすめの調理法
徳弘さんのおすすめの食べ方は、スライスしてオリーブオイルで焼く方法だそうです。その他にも、蒸すなどシンプルに調理して、かぼちゃ本来の味を感じてほしいとのお話でした。