土壌微生物を大切にした「土づくり」で育てるこだわりの有機野菜

35年前の新規就農から、地域に根付く農家へ

こちらの栗山町の農家さんは、約35年前にこの地で農業を始められ、今では多くのハウスを構え、手間ひまを惜しまない有機栽培に取り組まれています。

栽培されている作物は多岐にわたり、じゃがいも、長芋、小松菜、長ネギ、ミニトマト、そしてアスパラガスなど。北海道の豊かな大地で、多品目の野菜を育てられています。

土壌微生物を大切にした「発酵する土づくり」

こちらの農家さんの最大の特徴は、有機JASを取得した有機栽培にあります。 特に力を入れているのが、「土壌微生物を大切にした土づくり」です。

ただ肥料を与えるのではなく、微生物の活動を活発化させることで土そのものを発酵させ、ご自身で堆肥(たいひ)を作られています。

目に見えない微生物の働きを活かすことで、作物が本来持っている力を引き出す。そんな自然の理にかなった栽培方法を実践されています。

働く仲間を守るための、冬場の新たな挑戦

野菜作りへのこだわりはもちろんですが、共に働く人々への温かい眼差しも印象的です。

こちらの農家さんでは普段、中国からの技能実習生を受け入れていますが、北海道の農業はどうしても冬や春先には仕事が少なくなってしまいます。

そこで、「できるだけ1年間通して働いてもらえるように」という想いから、冬場でも栽培できる小松菜を取り入れたり、近年ではアスパラガスの栽培もスタートされました。

雇用の維持をきっかけに始まったアスパラガス栽培ですが、手間ひまかけた甲斐あって、無事に初収穫を迎えられています。 

美味しい野菜の背景には、こうした農家さんの優しさや工夫が詰まっています。

次世代へ繋いでいきたい「健康な食」と「想い」

何十年という地道な土づくりを経て確立されたその栽培方法は、受け継がれるべき財産だと思います。

また、消費者の皆様に「健康なものを食べてほしい」というその想いも、次の世代が繋いでいくべきだと強く感じています。

私たち水戸青果として出来ることは、その想いに合う売り先を見つけること。これからもこだわりを持って育てられた野菜たちの販路をもっと広げられるよう、尽力してまいります。

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