
近年、レストランやカフェのメニューで、華やかで美しい食用花(エディブルフラワー)を見かける機会が増えました。
たった一輪添えるだけで、料理やスイーツに彩りを与えてくれる食用花は、シェフやパティシエにとっても欠かせない食材の一つです。
しかし、「本当に食べられるの?」「普通の花と何が違うの?」といった疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回の記事では、北海道札幌の青果店「水戸青果」が、食用花(エディブルフラワー)の安全性や栽培方法、代表的な種類について詳しく解説します。
そして、仕入れ担当者様に向けて、料理の魅力を最大限に引き出す賢い使い方もご紹介しているのでぜひ最後までご覧ください。
目次
食用花(エディブルフラワー)とはどんな花?
食用花(エディブルフラワー)とは、文字通り食べられるように安全に栽培された花のことです。
これらの花は、ビタミンやミネラル、食物繊維なども含んでおり、料理の「彩り」「香り」「食感」をプラスする目的で使われます。単なる飾りではなく、食材の一つとして扱われます。
食用花(エディブルフラワー)と観賞用の花の違い
食用花と観賞用の花は、見た目が同じであっても、その安全性と栽培管理に決定的な違いがあります。
観賞用の花は、長く美しく咲かせるために農薬や防腐剤などが使用されています。これらは食品としての安全基準を満たしていません。
一方、食用花は、農林水産省が定める食品としての安全基準に基づいて栽培されており、食用として認められている農薬の使用基準を守るか、農薬をほとんど使わずに育てられています。
したがって、料理に花を使う際は、必ず食用花(エディブルフラワー)として販売されているものを選ぶ必要があり、観賞用の花を代用することは絶対にできません。
食用の花はどうして食べられる?
食用花が食べられるのは、食品としての安全管理が徹底されているからです。
普通の観賞用の花や、道端に咲いている花を食べてはいけません。食用花は、栽培過程で使用する肥料や水、土壌まで細かく管理されています。
特に農薬については、食品衛生法や農薬取締法に基づき、食用に認可されたものしか使用されないか、あるいは全く使用せずに栽培されます
食用花に味はある?
食用花は、味よりも香りと視覚的な効果に重きが置かれますが、種類によってはっきりとした味を持っています。
例えば、パンジーやビオラはほとんど味がありませんが、ナスタチウムにはピリッとした辛味があり、カーネーションには甘み、菊にはほのかな苦味があります。これらの味や香りが、料理のアクセントとして活かされます。
食用花は、視覚的な美しさに加え、繊細な風味や食感を料理にプラスする役割を担っています。
食用花の食べ方・料理への使われ方

食用花は、その美しい見た目を最大限に活かし、さまざまな料理で活躍します。
主に生食や飾り付けとして用いられ、サラダのトッピングや、ケーキ、パフェといったスイーツのデコレーション、カクテルやドリンクに浮かべることで、手軽に料理を華やかにすることができます。
また、加工や風味付けとして使うこともでき、花びらを散らしたちらし寿司や、ゼリー、飴細工に閉じ込める、ハーブティーやジャムにするなど、活用の幅が広いのも特徴です。
特に和食においては、刺身の「つま」として菊が添えられたり、椀物の彩り、和菓子の飾り付けなど、伝統的な用途でも重宝されています。
食用花の代表的な種類一覧
業務用として仕入れが多い、代表的な食用花をいくつかご紹介します。
デンファレ

デンファレは、南国的な雰囲気を持つ洋ランの一種で、切り花としても人気が高い品種です。花びらが大きく、紫、白、ピンクなど色展開も豊富であるため、特に料理の彩りを豪華にしたい場合に重宝されます。
旬や産地に偏りがなく、通年安定供給されている点もメリットです。味はほとんど無いため、皿の縁に添えるなど、主に飾りのアクセントとして使用されます。中華料理やエスニック料理の盛り付けに使うと、一気に華やかな印象になります。
菊

菊は、日本の食文化に深く根付いた食用花です。特に黄色の小菊は有名で、独特のほろ苦い香りとシャキシャキとした食感があります。
秋が旬ですが、栽培技術により通年流通しています。古くから刺身の「つま」として殺菌や毒消しの意味合いで添えられてきた歴史があり、花びらをちぎっておひたしや和え物に使われることもあります。
パンジー・ビオラ

小さく愛らしい形と、豊富な色合いが特徴です。クセや強い風味がないため、スイーツやサラダのデコレーションに最も多く使われる品種の一つとなっています。
旬は冬から春にかけてです。その小さなサイズを活かし、マカロンやカップケーキの上に一輪乗せたり、サラダ全体に散らしたりすることで、可愛らしい仕上がりになります。
ナスタチウム

丸い葉と、鮮やかなオレンジや赤、黄色の花を持つ品種です。葉と花の両方に、ピリッとしたワサビやマスタードのような辛味があるのが大きな特徴です。
主に春から夏にかけてが旬となります。この辛味を活かして、サラダの風味付けとして使用されます。彩りだけでなく、味のアクセントとしても優秀な食用花です。
食用花(エディブルフラワー)はどこで買える
食用花(エディブルフラワー)は、通常の八百屋やスーパーではあまり取り扱いがなく、専門の市場やオンラインショップ、高級食材を扱う卸売業者からの仕入れが主流です。
新鮮な状態で、必要な時に必要な量だけ安定的に仕入れるためには、流通経路と鮮度管理に強い専門の卸業者を選ぶことが重要です。
当社、水戸青果では、北海道の新鮮な野菜・果物の目利きで培ったネットワークを活かし、豊富な種類の食用花を鮮度を保ったまま全国へお届けしております。
ご希望の種類がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
北海道から新鮮で希少な野菜・果物をお届け!「水戸青果」

北海道札幌市の「水戸青果」は、1980年の創業以来、鮮度と品質にこだわった選りすぐりの青果をお届けしてきました。
珍しい野菜や希少な品種も扱い、生産者の想いと食材の魅力を丁寧に繋ぐことを使命としています。
今後も料理人の皆様と共に歩むパートナーとして、新しい価値を創り出す「北海道No.1の青果店」を目指し続けます。
「こんな野菜はないか?」「新しい仕入れ先を検討している」「珍しい食材について話を聞いてみたい」など、どんな些細なことでも構いません。
ぜひ一度、水戸青果までご相談ください。
