
近年、SNSや高級レストランで話題沸騰のフィンガーライム。まるでキャビアのようにキラキラと輝く美しい果肉から、「森のキャビア」という別名で愛されています。
その華やかな見た目から、「どんな味がするの?」「どう料理に使えばいいの?」と、興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実はフィンガーライムは、「食べ方」と「組み合わせ」のコツを知ることで、いつもの料理を格段に美味しく、おしゃれに引き立ててくれる食材です。
この記事では、北海道札幌の青果店「水戸青果」が、フィンガーライムの基本的な情報から、そのポテンシャルを最大限に引き出すおすすめの食べ方までを徹底解説します。
目次
フィンガーライムとは

フィンガーライムは、オーストラリア原産の柑橘類の一種で、その細長い形から「フィンガー(指)ライム」と名付けられました。
最大の特徴は、皮の中にギッシリと詰まった、まるでキャビアのような粒状の果肉(果嚢)です。プチプチとした弾けるような食感と、爽やかな酸味、芳醇な香りが人気を集めています。
フィンガーライムの大きさ

フィンガーライムの大きさは、品種にもよりますが、一般的に長さが4cm〜7cm程度、直径が1cm〜2cm程度の細長い円筒形をしています。
手の指ほどのサイズであり、その見た目の可愛らしさも魅力の一つです。
フィンガーライムはどんな味?
フィンガーライムの味は、基本的には柑橘類特有の爽やかな酸味です。しかし、一般的なライムと異なるのは、その「香り」と「食感」にあります。
噛むとプチプチと弾ける独特の食感があり、これがキャビアに例えられる理由です。
鼻に抜ける香りは、品種によってライム、グレープフルーツ、ミントなどが混ざったような、非常に芳醇で複雑な柑橘の香りを持っています。
フィンガーライムの旬の食べごろ
フィンガーライムの旬は、主に夏から秋にかけての「8月〜11月頃」です。
ただし、品種や栽培方法によっては、12月や年明けの3月ごろまで収穫されることもあります。
皮にハリがあり、色が鮮やかなものを選ぶことで、果肉がしっかりと詰まっており、香りも濃厚で美味しくいただけます。
フィンガーライムの間違った食べ方
フィンガーライムを初めて食べる人の中には、酸味を強く感じたり、フィンガーライムのもつ繊細な風味や食感を活かしきれていない、間違った食べ方をしている可能性があります。
まず、本来ならフィンガーライムを少量で使うべきところで大量に使ってしまったり、酸味の強いものと組み合わせてしまうと、より酸味が際立ちすぎてしまう原因になります。
また、他の食材と加熱して料理に使用すると、せっかくのフィンガーライムの香りが飛んでしまい、ただの酸っぱい柑橘としてしか機能しなくなってしまう場合があります。
フィンガーライムの真の魅力は、プチプチとした食感と芳醇な香りにあるため、これらを損なわない正しい食べ方を知ることが非常に重要です。
フィンガーライムの美味しい食べ方

フィンガーライムの果肉を取り出す際は、まず果実を横半分にカットします。このとき、回しながらカットすると粒状の果肉が潰れにくいです。
果肉を取り出すには、切断面から両側の皮を指で軽くつまむように強めに押すと、中の丸い粒状の果肉がむにゅむにゅっと簡単に押し出されます。
この粒はしっかりとしていて指で触っても簡単には潰れません。
取り出した果肉は、そのまま食べたり、すぐに料理にお使いいただけます。口の中で噛んだ時に初めてプチッと弾ける独特の食感が最大の魅力です。
フィンガーライムの料理への使い方
フィンガーライムは脂質や塩味との相性が抜群です。おすすめの料理を紹介します。
カルパッチョ

フィンガーライムは、そのプチプチとした食感と優しい酸味、芳醇な香りを活かすため、魚介類との相性が抜群です。
刺身や魚介のカルパッチョにトッピングすると、見た目が美しいだけでなく、キャビアのような弾ける食感と柑橘の香りが加わり、高級感を演出できます。
特に、白身魚や帆立などの貝類、そして生牡蠣などに散らすと、素材の旨味を邪魔せず、爽やかに引き立ててくれる絶品の組み合わせとなります。
肉料理

出典:Finger Lime Japan
フィンガーライムは、爽やかな酸味で肉料理とも驚くほど相性が良いとされています。特に、ステーキやローストビーフといった濃厚な肉料理に添えるのがおすすめです。
口に入れた瞬間に広がる独特の食感と、フィンガーライムのさわやかな酸味が、重くなりがちな肉の脂をさっぱりと引き締め、料理全体を上品な味わいに仕上げてくれます。
お肉に乗せたり、ソースに混ぜ込んだりなど、お好みの使い方で、ぜひ新しい肉料理の楽しみ方を試してみてください。
フィンガーライムはどこで買える?
フィンガーライムは希少性が高いため、一般的なスーパーではほとんど取り扱われていません。
高級スーパー・デパートなど、催事期間や特定の時期に、珍しいフルーツコーナーで少量販売されることがあります。
また、専門の青果店や生産者から直接購入できるオンラインショップでの取り扱いが増えています。鮮度と品質にこだわるなら、信頼できる卸売業者からの購入がおすすめです。
当社 水戸青果でお取り扱いの「フィンガーライム」の詳細はこちらから↓
食卓に彩りと爽やかさを。「森のキャビア」こと希少なフィンガーライムのご紹介
「水戸青果」は北海道の希少で新鮮な野菜・果物を全国にお届け!

北海道札幌市の「水戸青果」は、1980年の創業以来、鮮度と品質にこだわった選りすぐりの青果をお届けしてきました。
珍しい野菜や希少な品種も扱い、生産者の想いと食材の魅力を丁寧に繋ぐことを使命としています。
今後も料理人の皆様と共に歩むパートナーとして、新しい価値を創り出す「北海道No.1の青果店」を目指し続けます。
「こんな野菜はないか?」「新しい仕入れ先を検討している」「珍しい食材について話を聞いてみたい」など、どんな些細なことでも構いません。
ぜひ一度、水戸青果までご相談ください。